こんにちは!ブログ担当の三井です。今回は、第45東大OLK大会の運営において特に重要な6つの役職を担う人達をお呼びして、本大会に込める想いや大会準備の思い出について語っていただきました。六役とは、大会を統括する「大会責任者」、運営の指揮を取る「運営責任者」、コースを組み競技の質を担保する「競技責任者」、対外渉外・交渉を担当する「渉外責任者」、調査と作図のまとめ役「調査責任者」「作図責任者」から成ります。

 全日本、インカレ、CC7等に続く規模である本大会ではこれらの役職は非常に忙しく、この一年を大会に捧げていると言っても過言ではないかもしれません。そんな彼らはいったい何を考え、日々運営を進めてきたのでしょうか……

写真1. 呼びつけられる六役。女性陣は楽しそう!(左前:久保木(競責)、左中:岸(調責)、左奥:佐藤(渉責)、右前:遠藤(作責)、右中:溝端(大責)、右奥:河内(運責))

 

三井(ブログ担当) 皆さん、今日はよろしくお願いします。なんとか日程が合ってよかったです💦 たくさん聞きたいことがあるので、さっそく行っちゃいましょうか。

まずは役職を引き受けたきっかけについてお聞きしたいです。思えば役職を決めたのは去年の春先でしたね。もう随分前ですが、驚くほどスムーズに決まった印象でした。じゃあトップバッターは大責の溝端にお願いします。

 

溝端(大会責任者) まかせてください。

そうですね。私は高校の時から入間市OLCという地域クラブに入っているんですけど、一年生の5月に茶の里の運営に参加させてもらいました。そこで自分が手伝った大会で参加者が楽しんでいるところを見て、大会運営が好きだなぁと思ったからですね。あと勉強やバイトで忙しそうな他の人に比べて私が暇だったからですね笑 

この大会で何かおっきい仕事をやろうと漠然と考えていて、誰も立候補していなかったので手を挙げました。責任感が要りそうな仕事ですが、なにも考えず気楽に引き受けてしまいました。

 

三井(ブログ担) ありがとうございます。気軽に引き受けたと言う割に、すごい数の協賛引っ張ってきたりいつ見てもSlackで仕事してたりするのはすごいですね。

大責と並んで全体を見ている運責にも同じ質問いいですか?

 

河内(運営責任者) はい。 きっかけはあんまり覚えていないけど、2年に上がったタイミングで新歓代表の仕事があって、その流れでやろっかなと思った記憶があります。大好きな44期の作り上げる大会だから、その輪の中にいたら楽しいだろうなと思ったのでたくさん人と関われる役職がよくて、運営責任者に立候補しました。他の役職は夜更かしできなくてコミュニケーションに自信が無かったから考えてなかったです。当時の自分にしては思い切った決断だったと思います。

 

三井(ブログ担) 新歓代表からの流れだったのは知らなかったですが、河内らしい理由で面白かったです。確かに役職を要項で公開したとき、色んな先輩が驚いていましたね。今となってはとてもしっくりきていると思いますけどね。

では少し時を進めて、実際に仕事を始めてからどういうことを考えていたのかを動き出しから調査開始まで働き通しだった渉責に聞いてみたいと思います。きっと引き受けたときには予想できなかったようなこともありましたよね。

 

佐藤(渉外責任者) 僕としては大体イメージ通りではあったけど、やっぱり覚悟していた通りやることがいっぱいという感じでしたね。何かの渉外活動をやるにしても一回連絡して終わりということはなくて、連絡を取ることで重要なことが決まり出し、新たな渉外先に連絡しなければならなくなるので仕事が途切れないという感じでした。7月末まで完全新規テレインの渉外が順調に進んでいたのですが、あとは調査宿だけという段階で断念せざるを得なくなってしまったときは文字通り膝から崩れ落ちそうになりましたね。下見にも何度も行った場所で、いけると思っていたのでここからやり直すのかと思うとやる気が切れかけました。けれど、急遽呼んだ第42回大会を運営したOBの方に話を聞いて、なんとか足尾につなげることが出来ました。OBの協力がなかったらもう数週間はかかってたと思いますね。

写真2. 渉外に赴く際はびしっとスーツな渉責。

 

三井(ブログ担) そんなこともありましたね。夏合宿で他の人たちが遊んでいる中、有識者が集まって深刻そうに今後の対応を考えていたシーンは忘れられないです。結局すぐに足尾にシフトすることに決めて8月の上旬にはもう調査を始めていましたが、調査責任者はやっぱり大変でしたか?

 

岸(調査責任者) そうですね。実際に準備できる時間は一週間ほどしかなくて、調査で泊まる宿探しやバンの予約、資材の搬送に至るまでほとんど自分でやりました。夏合宿の間にも色々準備していたり、夏休みなのに部室に通ったりしないといけなかったりで大変でした。あと、個人的に勉強も忙しかったのでダブルパンチでした……

 

三井(ブログ担) やっぱり大変でしたか。今回ギリギリ調査が間に合ったのは調責のおかげですね。本当にありがとうございました。岸が調査中も暇さえあれば勉強していたのは本当にすごかったですね。毎日山で8時間歩き回る生活で夜に勉強する気力を捻出することの難しさはよく身に染みています。とはいえ、調査ではたくさんの楽しい思い出が作れたと思います。僕はコンタしかない地図で新規範囲を探検したのが楽しかったですが、皆さんはどうですか?

 

久保木(競技責任者) 調査の楽しい思い出は夕食のことばかりですね。やっすい冷凍餃子を大量購入して浮かせたお金でスーパーの半額の揚げ物を買って、山ほど食べた回が特に最高でした。

 

河内(運責) 皆が差し入れてくれるお菓子がたくさんあって、いっぱい食べられたのでとても幸せでした。地元の肉屋さんで売っているハムカツにもお世話になりました。

 

遠藤(作図責任者) 新規範囲の一次調査を反映して、OCAD上の地図が少しずつ記号で埋まっていくのは楽しかったですね。二次調査で一次調査の間違っている箇所を修正している時はせっかく書いた地形がグイグイ直されて辛かったですが、調査者たちの調査力が向上しているのが手に取るように分かって嬉しかったです。

 

三井(ブログ担) たくさん出ましたね。やっぱり調査はOLK人生における青春ですよね()。僕もあんなに体調崩したのに調査大好きです。

写真3. 大雨の次の日現れたテレインへの道を塞ぐ倒木に調査者(3人)一同呆然。今でも残骸は道路脇に。

 

三井(ブログ担) 続いてこんな質問を用意しました。ずばり、「大会を一からやり直したいですか?」もし今去年の立ち上げの段階まで戻ることができるなら、あなたはどうしますか?

 

遠藤(作責) 私はこの一年自分にできるベストを尽くしたと考えていて、実際に大会運営にかなり貢献したと思っています。地図に関しては文字通り「私が作った」わけですからね笑。なのでやり直すつもりはありません。

忙しい時期と調査が重なっていたこともあり、本当に過労死するかと思いましたが、地図の出来には満足しています。テレイン渉外がうまくいかなかったことは残念でしたが、私は足尾を愛しているので仮にやり直してももう一回作責をやりますよ。

写真4. 調査後は毎日こんな感じ。畳以外で寝てもHPは回復しない。

 

溝端(大責) 私もその時できる最良の選択肢を皆で選んできたと思うので、やり直したいと思うことはないですね。あとから後悔とかはしたことありません。

 

三井(ブログ担) そう言うと思ってました。44期の決断と努力の積み重ねで作り上げた大会ですもんね。さて、最後に運責と競責から大会への意気込みと参加者へのメッセージを一言ずつお願いします。

 

河内(運責) この一年間、44期の皆と作り上げた大会なので運営者にとっても思い出に残るような当日を迎えたいです。

重なる不幸によって一度歴史が途切れてしまったOLK大会ですが、参加者の皆さんと伝統を復活させ、継承していきたいです。これからも続く東大OLK大会の新たな一歩としての本大会をどうぞよろしく お願いします。

 

久保木(競責) 初めはコースを組むだけのつもりで引き受けましたが、準備が進むにつれ皆で頑張ることが楽しくなってきたのであと少しですが頑張りたいと思います。

テレインとコースの質も、かけた労力から言っても今年で一番すごい大会になるのは間違いないと思っています。皆様の期待は裏切らせません。

 

三井(ブログ担) 熱いメッセージありがとうございます。六役の皆さんの大会への思いを知ることができてよかったです。本日はありがとうございました。

(このあと吉祥寺を散策した後、皆でカラオケに行ったそうです。仲良しですね!)

 

おしまい

 

Categories:

Tags:

Comments are closed